愛しき戦車、72



メビ「先輩、」
イオ「メビウス? どうした」
メビ「あなたこそ、ずーっといらっしゃらない、どこにも」


イオ「んー、国出ようかなー、と思って、志願書も実はもう出した」
メビ「(嘆息)理由は聞きませんけど、僕らは一緒にいましたよね。ずっと、
 一体いつからだったんですか、それになんでそこまで、」


イオ「“慈悲”ではないよって釘を刺されたんだが、知ってたろ? お前は」
メビ「・・・けれど、あなたも最初から同じのはずです、勘違いをするだけの
 余地はなかった。最初から状況が限定的で“異常”として見えたでしょう」
イオ「そしてアストラをぶっ刺して逃げたんだっけかw」


メビ「実際に刺したわけではないですけど、」
イオ「うーん、あのさ、ゾフィー隊長が言ってたんだけどさ」