愛しき戦車、61
根付き、地に増え、いつか空に届かんことを――
イオ「なんの曲だ、それ」
エル「えー?(くすくすくす)」
ゼノ「植物の歌、かなぁ、聞いたことはないですけども」
イオ「ところでだゼノン(楽譜どさっ)、あとは任せた」
ゼノ「いやいやいやいや; なんですかこの量」
メビ「これ、選んでらしたんですか? ホログラムにすれば良いのに」
マッ「ま、気に入ってくれたのがあったら、ということでいいんじゃない」
エル「いいよ、君らが好きなのがいい。なんか覚えてない?」
イオ(記憶にないな、というか・・・そういう習慣ない、かな)
【ゼノンを除き、皆似たようなものらしかった。そういう種族なのか。】