その6



サコ「まあさて、本屋には寄ろうかな」
ミラ「(←服に埋もれてます)電子データでは駄目なんですか?」
サコ「最初の勉強はやっぱりそっちのほうが良いと思うからね。まあ年寄りの
 感性なのかもしれないけどね」
ミラ「え? お若いと思いますけど」
サコ「そりゃあ君らと比べたら(くすくす)」


ミラ「そうじゃなくて、街を歩いている人々との対比でも、」
サコ「その辺は目に見えない事情があるものでね、ところで寿司屋の若旦那と
 なに話してたんだい? 最後」
ミラ「えっと、知らない人には物を貰っては駄目ですよと」


サコ「あははははw そっか、心配されちゃったかぁ、あはは」
ミラ「なぜ笑われているんですか?」
サコ「いやなんかむしろ、そうガチガチに心配することもないかなって」
ミラ「・・・僕らに地球人が害を及ぼすことなんてないと思いますが」
サコ「うーん、身体的なことだけでもないんだよ。この世はね」