The Hanged Man.73



エル「ねー、これは冗談を本気にされたんだろうか、それとも強制的に連行されて
 いると見るべきなんだろうか」


ゼノ「や、この期に及んで冗談にされてさすがに怒ったんじゃないかなー、と」
メビ「イオタ先輩、十数秒は固まってましたもんね」
イオ(←エルを抱えて無言ですたすた、要するに“お姫様抱っこ”状態)


エル「でも僕は比重が違うんだけどね、重くないの?」
イオ「・・・それが取り柄だからな」


メビ「エルさんて、重いの?」
ゼノ「えー、でも聞いたことないけどな、シルバー系の細身だし」
エル「見た目とか関係ないの、だって中身が君らとはぜ、」
イオ「・・・変に思わせぶりなことを言うのなら、全て話すほうがマシだ」
エル「って、今の止め方はないだろっ、今のっ」


メビ「先輩なにやったの? 見えなかった」
ゼノ「ごめん、さすがに言い辛いわー、ごめん...orz」