The Hanged Man.43
タロ「どうしてだ? 訓練生の二人が上級、一人は下級生くらいなら負担も
出来ると聞いているんだが」
レオ「いえ、ちょっとその、問題児がいるというか・・・」
タロ「ゼノン? でも問題は起こさないよな、あれは」
ゾフ「ああ、エルか」
レオ「ご存知でしたか;」
タロ「まさかぁ」
ゾフ「自分のためには絶対に揉め事は起こさんからな。むしろ仲介役だ」
レオ「あいつが暴走する理由は一つだけと言いますか、その、」
――しかしその理由はめっぽう美しい。
とも言えるだろうか、せめて当人の命さえ掛からなければ。