The Hanged Man.41



タロ「星系外混血ですか・・・あー、それでレオたちなんだ」
ゾフ「見た目ではほとんどわからんだろ? しかし成長速度やら身体能力も、
 かなり基本的なところからして違うようなんだ」
タロ「うわ、なんかそれ、ぞっとする、元の星にいたほうがいいのでは」
ゾフ「だから、同じ身体条件を持つ者がいないんだ、どこにも」


タロ「すみません、その話、ちょっと辛い、です」
ゾフ「そんな気はしていた、そもそも限られた人間しかそれを知らない」


――


エル「死んでも構わないのです、アストラ。どうにもならないことならば」
アス「知ってるけれど、今はそうじゃない、そう思えない」
エル「いいえ、いつ、いかなる時に、どんな形であっても。死にたいのでは
 ありません。けれど、それを理由に逃げたくはないのです」


アス「・・・連れて帰るよ、足手まといだ」
エル「はい、従います、アストラ」