#7 甘い誘惑

うーん、なんというかこう、結局一緒にいた男ってのは妖怪三人組のうちの一人だったわけだし。結局、お金がないと彼女が好みとする年齢のお兄ちゃんとは遊んではもらえないってことかなー、とか薄ぼんやりと考えたわけですが。
せめて詐欺ったら河岸変えるなりしたらどうかと思うんですが。


基本的には「彼女」ではなく、騙されたっつーお父さんと、むしろ依頼者当人でもある娘さん。復讐して地獄に流してどうなるのか、というような話なんですが。
二回くらい出てるフリーライターさんの同僚だったようで、説得されましたと。


全面的に否定はしないけど、悔しかろうがなんだろうが社会的に出来ること全部やり終えるまではなんか違う気はします。んで、フリーライターの娘さんがお父さんが死んだら復讐する、と言ってるのはわかるんですよね。
わりとフツーの思考だと思います、必ずとは言わないけど少数派じゃない。
でも結局、取られたのはお金でしょ? 幸せな結婚を台無しにもされたわけですが、それこそそれは恨みを晴らしたところで本気でどうなるものでもないし。
しかし、案外感情というのはそういうものではないという話なのかもしれませぬ。


それにしても妖怪たちの役回りがよくわからない。
今回のあれじゃさすがに、依頼者を逆に追い詰めているよーにしか見えないわけなんですが、まあ主にターゲットに自然に接触するのが彼らの役目なわけですが。
ただ、なんかあとの同情らしき言葉が妙に聞こえてしまいました。