#21「恐怖の液体怪獣タイガン」

話の展開上、ひたすら動物を食ってる時は遠目に見てもとても生物らしさはなく、横置きでミステリアスな存在だったんですが。育って自立行動をするようになり、博士たちのところへ押し掛けるような段階になるとどっからどう見ても「人入ってる」。しかも縦。
サイズも確かにそうとしか思えないのですが、動きが。
人の動きってなんとなくですけどわかるものなんですね、着ぐるみのゴジラは人が入ることによって親近感を涌かせる存在になった、という話があるのですが、なんか本当にそんな感じ。いや、親近感は涌きませんけど、だってわざとらしいしっ。
あれがどんどん増えていくとかだったらもうちょっとなんというかなぁ、前半の存在の得体の知れなさが悪くなかったのでなんか残念というかね。


そしてミラーマンと戦う段になるとなぜ象(多分マンモス)。
なんでねばねばの生物として主張をしないのか! と思わないでもないんですが、取っ組み合いの画像が作れないから仕方ないといえば仕方ないのでしょうか。


そしてあと、黒眼鏡が最初に京太郎さんのカメラを取っていったのはちょっと面白かったんですが、どうも出てきても無駄な時が多かったような気がするというか、隠蔽工作したいのかどうかが判然としないというか。
京太郎さんごと始末しないと無意味じゃね? だって目撃してるしさ。
あとになるとひたすら液体怪獣の援護をして、なんとか逃がそうと頑張っていたんですが、人間と液体怪獣が戦えば良かったんじゃね? だって遠くから動物を吸収するって、フツーに考えてかなりすごいんですが、なにぶん、生かされる様子はありませんでした。