#19 息づまる地獄の罠

ええとまあ、ビルゲニアさんはあんな見た目ながら強いということは前話で存じ上げていますし、光太郎さんが騙されていたかといえばある程度は騙されていたのではないかとも思うます。でもその油断を誘いに誘った結果が「側に置いた鞄からなにか飛び出してきたよ!」というものなのはどうなんでしょうか。
適当な名前を名乗って鞄を宅配便かなにかを装って届ければいいだけじゃ?
何度か光太郎さんと邂逅して身分が知られた若松教授の見た目を使い、散々と引っ張り廻した末にそんだけかい! と突っ込まずにいられません。しかしこう、ひょっとしたら他にもいろいろと画策していたもののどうにもこうにもタイミングが悪く邪魔され続け、もういいやと妥協してしまったのかもしれないな、とは思えないでもないんですが。
(それは実際そんな感じでしたし、しかし、医者の振りとか出来るなら別に若松教授とか必要ないんじゃね? 現在の立場上、光太郎さんは病院わりと来てるし。)


全篇一応罠っちゃあ罠でしたが、“息詰まる地獄の”とか形容詞を付けられるとものすごく納得がいかないものがあるというか、やっぱり登場初回が多少格好良くてもゴルゴルの幹部は所詮こんなものなのですね。
だいたい、人間だから粛清とかされちゃったんでしょうが、若松教授(ウルトラマンです、ところで悪役のほうが生き生きしてるのは本当になんで)のみならず、幹部の計画も大概全滅してますやん、というか、お前らの計画段階でなんか変なんだよ、人のせいにするな、と思います。せいぜい、大丈夫倒せますよと請け負ってたパワーアップが足りなかった回とかそのくらいだよなぁ。
今後、また研究者キャラが出てくるのかビルゲニアさんが頑張るのか楽しみです。