#47「秘密機関」

タペンスはちょっと考えなしで元気な女の子、、、というかそんな年齢じゃないんですが、うん、しかしなんか少女みたいな人で。トミーは彼女の従兄弟でちょっとぼんやりしているように見えても冷静で観察眼の鋭く、しかしやっぱり無鉄砲なところもw
で、彼女らが戦争が終わって(人が足りなかったし、兵隊に取られてたし)職に炙れて従兄弟同士再開して、その場ででっちあげたのが探偵だか冒険家だかで。新聞広告の費用をなんとか捻出しよう、とか頑張ってたらそれを聞いていたという依頼者が。
なんかいかにも怪しい、というよりなにか企んでいるのではないかとは当然彼らも思ったんですが「それでもいいや」みたいな。だって食い詰めてるんだしね。


で、なんでも沈む船で工作員から重要書類を預かった、恐らく一般人であろう女性を探して欲しいという依頼を受け、たものの話はタペンスが何気なく口にしたことで、ちょっとあらぬ方向に進み、結局別の政府筋の“アドバイザー”と資金を手に入れ、さらに彼女の従兄弟だという富豪からアメリカから突如として表れ。
この若くてとにかく金持ってて、無茶も通れば道理が引っ込む彼を加えての(スポンサーにもなってくれました)冒険活劇が始まる、というのが多分あらすじなのではないかと思います。なんか神出鬼没で正体不明でどこにでも溶け込むというグレイ氏の存在とか絡んでましたけどね、あとなんか、無理に突っ込まれたらしい政治結社とかもいました。
全然違う派閥がなんで裏でつながってるんだよ、と解説の人にクリスティさんが突っ込まれていましたが、謎めいた雰囲気が出ればいいというだけのことなので拘ることもないと思います。そっかー、政治オンチだったのか、別に面白かったからいいけど。
富豪を疑うという状況に陥った時、あまりの違和感に逆に犯人見逃しましたとも。