#17「ポアロのクリスマス」

どうもやたらと冒頭から読みづらく、これは訳のせいなのかそれとも構成のためなのか、ずっと迷ってたんですが。そっかー、幻惑さすこと自体が目的じゃしょうがないか。
まあ中盤くらいからは全く問題ないっすよ。
なんかこう妙に、長兄アルフレッドさんとハリーさんの喧嘩に注目しちゃったんですが。
ろくでなしばかりが揃ってるというより、そう育てたってほうが正しいんじゃないかと。いや、親のせいにするのはちょっとどうかと思うんですがね。
さすがにこの家庭の場合はマジ環境が悪いんじゃねぇかと。


しかし奥方たちが揃ってあれですな、水準より上ですな。
駄目な男には(悪気とかは皆ないですよ)しっかりした女が付くものなのか。


とある大金持ちが自分の、まあ見事にばらんばらんになった子どもたちをとあるクリスマスに呼び集めました。確かにこの構成で孫が一人ってのは珍しいね。
(でも単に家庭に懲りてるか怯えてんじゃねぇの、それも。)
この大金持ちは性格が悪いというか、家族を呼び集めてしたことが。
お互いの不和の引き金を万遍なく煽るということをやらかしましたわけで、そしてちょーっと匙加減を間違えたものなのか、ざっくりと喉ぶち切られて亡くなりました。
部屋は荒らされまくりで血塗れで、異様な血糊がべったりという陰惨な様子。


てか、お前かよ、お前なのかよ?!
見事に騙されました、つーか、すげえ偽装工作です、そうきたか。