#8 献身 Devotion

要するにまあ、チャーリーさんは過去≪ヴェクスコア≫関係の兵士をしてまして。
そこで洗脳のようなものを受けた結果、なんの疑問も持たずに(でも、厳密に洗脳ではないと思うんだよね)(いや、兵士に思い込ませる技術として認識していた人は実際におったわけですが)、ただの貧民街の女性や子どもを殺すようになってしまった自分のことを深く恥じているのではないかな、とは思えたんですが。
しかし、それはそれとして、厳格に宗教(イスラム教だよね)を守る両親の元で育ち。
んで、そこから家出して、有名なセラピスト、それこそ有名企業であるヴェクスコアを請け負っているような地位も金も名声もあるような男の愛人になった娘さんは、多分洗脳されたってわけではないよね。
その技術があるのだとしてもたかが娘一人に危ない橋とか渡る必要ないよな。
正直、彼女にはその自覚はないみたいだけど、ちょっと頭が軽かっただけ。
両親が言った「あんな子じゃなかった」というのも事実だと思います、むしろその反動というかなんというか、どっちも真実の彼女で、どっちも違うのかなとも。


チャーリーさんみたいな人が、そのことをわかってなかったはずはないと思うんですが。
そして、だからこそ一回は話を断ったわけですが、だったらなんでもう一度接触する気になってくれたのか、というのはちょっと難しかったかな。彼女の両親のために、とりあえず一旦は確かめてみよう、ということなんでしょうか、万が一を期待して。
そして、今回もなんか妙な男たちに拾われたもう一人の異世界から来た女性は(大概名前覚えないと...orz)、どうも本物の洗脳をされてなにかの道具に使われる雰囲気。
ゼロワンのやってることは相変わらずよーわかりません。嫌がらせ??