≪終≫#21「悪魔の最後」

えーとその、こう、結局≪サタンの爪≫は全滅させられたんでしょうか、それが悪いとは言わないんですが「殺さない」ということが最大のテーマとして掲げられているこの番組で些かどうかしら、というか、ぶっちゃけて海外でなら殺しても後腐れがないねっ、という意味だったらどうしようとまでなんで私が思わないとならないんですか。
正直、攻撃したいわけでもなんでもないのにフォローのしどころがわかんないよ!
せめて崖から落とす時の崖の下の状況くらい描写してくれてもいいじゃないですか、ゴムボートに乗ってるところをマシンガンでどかどか撃ち込まれたとかやってるので、正直そうされても仕方ない気がしますけどそれにしたってここまで引っ張ってきてそれかい。
日本でだって爆弾仕掛けられたりとかいろいろあったのに。


それと、王冠をとりあえず手に入れて、サタンたちが自業自得で財宝を手にしたまま生き埋めになって(こっちの話は別にいいと思いました、テーマに沿ってるかと)(ちょっと前のエピソードと合わせると欺瞞っぽいけどそこは全力で無視だ)、彼らに殺されてしまったバラダイ王子の忘れ形見の娘さんの手に王冠が渡り。
財宝なんて必要ありません、と微笑む結末が悪いとは言わないんですが。
彼らの国は一体どうなったんでしょうか、亡命してきたってことはあまりいい状態じゃない国は残ってるんじゃないのかとか。そもそもこの事件のあと、関係者はどうなったんじゃい、というところまであまりにも潔く切り捨て。
悪さえ死滅すればそれでめでたしめでたしかい?! と思うよなぁ、やっぱり。
まあ、概ねの関係者の行き先は今までの些かしつこいくらいの描写で見当付かないでもないんですが、やっぱり時間配分がなんか疑問だ。