#18 嵐は近い

えーと、基本的に一本ほとんど丸々有楽町の駅前で待ち合わせをした探偵と、その懐から鍵を盗み出すように、と命令されて迷っていた“ハンチングのよし”との話だったでしたっけか? あ、いやいや、ガラス屋に化けた男が縛られて路上に放置されて。
そこに「サタンの一味です」と張り紙をしていたちょっとサドい所業とかありましたっけか、月光仮面は肉体的にはともかく精神的にかなりサドいんじゃないかと思うんですが、しかもなんというか憎んでとか恨んでとかそんなじゃなくてちょっと楽しそうなのがかなり深い疑問だったりします(探偵もそんな気がすることが)。
ていうか、≪サタンの爪≫ってアジトを知っている部下は捕まったら殺してしまう、ということなのに放置でいいのか、というかその放置にはなんの意味が。そしてそもそも一体なんでまた特に敵もいないのにご近所の人たちの前に姿を見せたのか。
なんかのサービスだったんでしょうか、意味不明すぎる。
そしてなんの説明もなく前話までは出ていなかったバイクが復活してました、うん、予備があったんならなんで乗ってない回があったのかが不思議だし、そうでないのならどっかで購入していたのかなー、と考えるとそれもそれでなにかが不思議です。


そして警官に引き渡され、護送される最中にやっぱりサタンの配下が殺しに来たのを防いだのは、、、月光仮面だっけ探偵だったっけ、なんかこう、どっちもどっちでわけのわからん神出鬼没ぶりなのでひょっとしたらどっちでもいいのかもしれません。
ハンチングのよしは探偵の「君の奥さんが東京に来るよ」の一言でもともと迷い気味であった分陥落、そうか、安全措置はそっちで掛けていたわけですね! という穿った見方しかしないのはあくまでも探偵に限ってです。