#21 豹変

ぶっちゃけるとこう、あくまで自分の顔も一緒に流していたんですし、案外と恋人のパソコンで「撮っていた」ことがわかったくらいなら、あんな急な話にならないで済んだような気もしないでもないんですが、しかし、検索ワードで探してみて単語修正の候補として出てくるとなると、、、かなり知られてるってことですもんね、そりゃ嫌だよね。
しかしまあ、かなり長いこと付き合ってたみたいだし、今まで捜査に協力してくれたりしていい仲に見えてたんだけどなぁ。だからこそ許せなかった、けど、人にそのことを言う気にもならなかった、ということでいいのかしら。
えー、ステラと恋人が破局した後、わずか数日で起こってしまった殺人。
ステラ“が”相手の男を撃ち殺してしまった状況下で、彼女にその時の詳しい記憶がない。こういう場合、同僚が捜査していいのかな? とちょっと思ったんですが、まあ、客観的にマックなら大丈夫かな、という気もしないでもない。


んで、もう一つはロックバンドの運転手が撃ち殺された事件。
こちらを任されたリンジーがステラのほうを扱いたい、と言うも通らず、それぞれの事件をきちんと扱うこと、と厳命。まず解雇されていた前の運転手(殺しても職が戻るわけでも)、自分の曲をネットに流された歌手(彼の意思だった)、と容疑者が出てくるものの正直なんだかなぁ、な結論になった気がしないでもない。
ステラの事件は結局バスタブに監禁されたところを剃刀でロープを切って脱出、落ちていた銃に辿り着いての射殺、ということで(貞操を守るために殺しても正当防衛です、問題となるのはそれしか反撃方法がないかどうか)、無事無罪放免。
しかし、即仕事に復帰ってさすがに制度上すごいなぁ、とか思わないでも。