#2 ブレイクアウト

ところでこう、なんでチェチェン人のテロリスト? というのかな、とにかくもあまり褒められない政治活動家がイギリスで活動しているのか、というところはさっぱりとわかりませんが(揉めてたのは知ってるけどなんでイギリス)。
この研究所が狙われてしまったところまでは、まあ、研究者さんがどうこうということではなくて研究所単位では自業自得だという気がしないでもない。家畜の病気を扱うことが建て前のところで扱うのに炭素菌っていくらなんでもどうよそれ、「割れたら数百人の命が!」というのはあくまで郊外だからであって数グラムで何千人もの命を奪うことが可能ってさすがに生物兵器以外には使えないでしょう。
てか、そもそも、チェチェン人の研究者の従兄弟が本物だったのは突破する役には立ったでしょうが、それでも入り口の警備員一人を倒したらもう対抗手段がないってどういうことですか、扱っているものと比べてなんか警備薄くありませんか。
炭素菌が散らばったせいで犯人のうち一人が死亡。建物ごと封鎖。
(さすがにその辺を文句言うわけには行かないですな、犯人もね。)


とはいえ建物自体はがっちりと丈夫な上、彼らが抱えている器が落とされただけで菌が巻き散らかせる状況では対抗手段がほとんどなく。
SASがこっそりと出動したものの、どうやら外にも協力者がいたということを見逃して医者を送り込め、という要請に対しての侵入のチャンスを逃し、女医さんに変装した隊員と彼女の護衛に付いていた隊員が人質に。結局、あの研究者さんはなにを考えていたのかなぁ、自分が感染したって思い込まれた時には否定しなかったわけですし、でも、ガラス容器を抱え上げた時はなにか複雑な思いもあったのかなぁ。