#12 A.I.の涙

わりとこう、1話ずつの密度が濃いなぁ、というと純粋に褒め言葉なんですが(そしてこの展開が1時間の中に、ということはよく感心するのですが)、正直言うとほとんど1話ずつ全く別のテイストで見せられているようで落ち着かないというのもあるというか。
なんか、連続性っていうか深みみたいなものがないかなぁ、という気がすることもあります、娯楽としては正しいのだと思うんですけどね。艦長ディランの「連合復活」の夢のみを共通素材としてあとは多種クルーの事情やら、尋ねた星での騒動やらでほとんど事情を引き摺るようなこともなく、何度か出てきてるのってティアのニーチアンと、レヴのマゴーク、それに昆虫連合の≪タン≫くらいだよなぁ。
にゃ、この回の3百年前の連合の施設機材を探す、というのもありますか。
なぜか幽霊船として知られていて、その“黄金の姿”を見たものは帰ってこない、という噂が(半分くらい大袈裟になってるんだと思う、だって誰も見たことないのになんで色がわかるねん)。アンドロメダと同じAI搭載の戦艦で、乗り込んでみるとなぜかクルーが。今回、医療担当のトランスが留守にしていたこともあって事情がすぐには判明せず。
しかしこう、アンドロイドってかなり人間に近い出来なんですかね?


で、アンドロメダが自分の姉と思っていたAIに話しかけるも話が通じず。
過去、ニーチアンの星への攻撃でなにがあったのか、ということを調査しようとしているうちに船内がおかしくなり、、、というような話。わりとAIと人の恋がテーマというと、わりとベタな印象があるのではないかと思うんですが。
んー、ある意味で救いがない内容だったからなのかなぁ、案外こう、そういう意味では気になりませんでした。愛が本物だか偽物だったかすらわからない、というのかね。