#37 宇宙人・第5の種族へ

別に悪いとは言わないんですが、ジャクソン博士は「ジャックが行かないなら残る」という理由を述べる時にまず古代言語の翻訳を先にして、後から言葉通じるのが自分一人なんだから置いていけないよ、という順序なのが学者らしくてよろしいと思います。
今回はオニールさんがだんだん喋れなくなっていくのでちょっと可愛かった。
前にジャクソンさんが変になってた時の逆パターンですね、博士の場合は情よりも学問が優先しているような気もしないでもないですが。あはは(笑い事でも)。
ええと、オニールさんが変な装置を覗き込んだところ、がっ、と頭が掴まれてその場に気絶し、地球に戻って昏睡から目が覚めるとだんだん変な単語が、幸いジャクソンさんが古代ラテン語? と見当をつけてくれましたが、そこからもちょっと変化していて全てがわかるわけではない上にどうも完全な無意識で脳は100%近くフル回転し、少しずつ言語機能が侵されてしまうような始末、それが済むとひょっとしたらオーバーロードでコンピュータ(脳ですよ)がシャットダウンかなぁ、と。


で、猛然とコンピュータをマシン語で打ち始め。
わけのわからない機械を組み立て、そもそも≪スターゲイト≫ネットワークに存在しないような座標に対しての交信を試み、大容量のエネルギー装置だったらしいその機械を電源につなぎ、一人でそこを開けて行ってしまいました。
というか、それ以前のティルクさんとカーターさんの調査は無駄足だったか。
それもまあ、オニールさんが設計図を書いて助けてくれたんですが、そして彼が辿り着いたのは前に会ったことのある“トール”の同種族。あー、一人だった時はともかく、何人かいると知性体ってなんとなく納得。知性の欠如は、心で補うんですよね、うん。