#16 裏切りのテレサイバー

エマの昔の友人が、どうも≪GSA≫に所属しているのだ、ということはわかったものの、その能力でミュータントXの隠れ家を探したところで別に裏切り、というほどのこともなく、どこでどのように「裏切る」のかな? というのが正直一番の疑問点だったんですが、エマが彼女に呼びかけ。
そしてその場所にGSAの隊員が現れ、そしてさらに捕まったあと押し問答になり。
エックハート氏のコンピュータの中身を見せることによって友人を説得、そのまま基地に連れてきたところで、、、というなんかこう、かなりややこしい話。どこからどこまでが策略でそうじゃなかったんだかよくわからんように思うんですが。
だって、フツーに説得を聞いた振りして基地に直行でもよくないか。
いや「敵同士なんだからこんなふうに呼びかけしては駄目よ」とエマのことを諌めたり、会うのはよくないことよ、とか言う必要なくないか。ともあれこう、洗脳された友人を説得するのだー、というエピソードにエマを起用するところが『ミュータントX』だなぁと思います、そりゃ説得できるわな、他人の精神をいじる専門家だしな。
まあこういう、身も蓋もないのも慣れると意外と味なんじゃないかなと。
ええもう、ミュータントXがエックハート氏をいつも出し抜けるのは、能力が段違いに上だからですとも、悪巧みがバレた時点で概ね終わりです、いつものことです。


テレサイバーってのは今までとはちょっと違う系統、4つの分類からいくと精神分類のエマに近いようですが、コンピュータと対話することができる、という能力。
ただ、その能力のせいで非常に精神的に脆く、ぶっちゃけてエックハートが救ったというのも掛け値なしに本当のことじゃないかと思うんですが(評価高かったよなぁ)。