#10 アワセカガミ/ソノニ

んーとこう、結局父ちゃんがお母さんの(ややこしいね)首を日本刀でぶった切ったのだ、と解釈していいんでしょうか、お父さんはどうしてたんだ、なんかに憑かれていた関係でお父さんのことまでどうにかしちゃったのか。
そういえば、お父さんについ喋ってしまった、とは聞いていましたが、それは単に浮気だと判断されたんですね、生首とどうこう致したとか判断されたわけではなかったんですね。いや、なんか揉め事が起こっているのはわかりましたが、一体どう判断したんだろう、というのは正直謎だったんですがその辺はやっとわかりました。
そして、娘さんの父ちゃんは、結局自分がお母さんの首をぶった切っていたこと以外はきちんと告げていたみたいですね、というか、そういうオカルト分類のことになると隠したところでどうこうはあんまり思いません。
(生身の人間の欲得の部分での隠し事はどうかと思いますが。)
(誰が好き好んで他人の首なんか切りたいか、あ、いや、そういう嗜好の人がいないってわけじゃないですが、いくらなんでも実の母だろうと。)


あ、でも、母親に告げ口の仕返しされたことへの報復だったらちょっと話は別か。
そしてあと、なんか唸り声を上げていたのは一体なんだったんでしょうか。主に父親の家庭が狂っていった時期ばかりにしか興味が行かなかっただけで。
本当はもっとずっと広い世界につながっていたということなのか。
そもそも彼女は、なにをどうしたくて掛け軸に拘り。過去を覗こうというのか。
お父さんを探す様子もなく、お母さんのことをどうしようともせず(しかしやっぱりその気持ちがまるでわからないわけでもないんですが、怖いのかな)。