#30 家族

えー、なんちゅうかこう、、、殺さずに済ませることは難しかったわけですが。
後味が悪いっちゃあ悪いよなー、いやでも“前回”に再婚が判明していたらショックはそれほどではなかったんじゃないかと思うんですがティルクさん、だって前の場合は帰れるかどうかが本気でなんもわからなかったわけだしな。
それにしても、前にも息子の危機に取り乱しはしていましたものの。
ティルクさんが聞き分けがないというのはほとんど初めてで、それ自体はまあ、悪いとは言わないんですがなんとなく馴染みにくいものはありました。無理もない事情っちゃあ事情なんですけどね、まずティルクさんのお師匠さんがSG-1の通信信号を使って地球へ来訪。
ティルクさんの息子が連れ去られたのだと伝えまして。
ハモンド将軍のお許しもあってSG-1の全員でもって息子の救出にティルクさんの故郷に、行きましたらば昔の親友がティルクさんの奥さんと再婚してることが判明、あー、それ自体がどの段階でだかはわかりませんが、知るほうのタイミングとしては最悪だな;


で、助けに行きましたものの息子の態度が変。
衛兵を呼ぼうとするわ、その後けろっと手の平を返したように着いてこようとするわ、ティルクさんが自分の息子だから! という理由で信じようとするのは正直ちょっと妙に見えました、いや、息子当人を信じる気持ちはともかく精神を冒す存在だってことは知ってるんだから今までのことを考えるとちょっとなぁ。
地球人たちはむろん信じません、だって露骨に怪しいし。
てか怪しいよな、これ。うーん、なんかゴアウルドってあんまり罠とか得意じゃないんじゃねぇかって気もします、傲慢なせいなのかしら。