#19 西洋の星の盗難事件

ところでポアロさん、自国ベルギー出身の女優に会えるとめろめろになっているのはちっとも構わないと思うんですが、その、些か年齢若くねぇ? ポアロさんの年齢だともう少し上かと思っていたのに本当にミーハーだったんだな、とびっくりしました。
基本的には半分くらい見ていて母上が「結局、宝石一個しかないの?」と急に言い、全てはそういうことではないかと思うんですが、あー、どこでそう思ったのかがちょっとびっくり、私が頭でそう理解出来たのは(聞いた時点ではわからんかった)、元の持ち主の婦人が宝石が奪われた、と告白してきた辺りですね。
彼女の宝石盗難が狂言ではないか、というのは見た時点でわかったのですが。
ある意味で、外部の、それもある程度(ごめんねポアロさん)名前の知れた名探偵がいる席での盗難というのはいい証人になりそうですしね。
ちゅーか、それをポアロさんに相談しに来てたのかww ヘイスティングスさんが邪魔しなければそもそもかなり事件楽だったのでは。


とある女優の元に“東洋の星”という名の宝石が、とある田舎の婦人の元には“西洋の星”、、、逆だったかな? があり、女優にその宝石の盗難の予告状が届きます、なんでもレストランで購入を持ち掛けてきた中国人がおりまして。
その宝石が仏像の両眼になっていた、とその人物が言ったそうなんですよ、この二人の女性からは相次いでポアロさんのところに依頼が来まして(後者はヘイスティングスさんが対応しました)、駆けつけたところその宝石の披露の前に盗まれてしまい。
じきに女優のもとの宝石も消えてしまいます。
ところでまあ、私もあの男と別れて惜しむ必要はないと思います、いらん。