#18 誘拐された総理大臣

これは正直、面白かったなぁ、いや、話のキモとなっていた部分のトリックが画像でみるとかなりわかりやすいというか、誘拐が起こる以前に「多分行方不明になるんじゃないかなー」というふうに感じたというか。
とはいえ、それがわかっても、というかわかってたほうが面白かったんじゃないのかしら。それでも誰がどうやって、どのように、というのはやっぱりさっぱりわからないわけですし、まあ、イギリスの小説は大概数読んでますので、アイルランドの問題はそろそろ馴染みも深くなっていますが。


イギリスの首相が世界軍縮会議を控え、まず小道に誘い込まれ襲撃されたらしく。
頬に傷を負うもなんとか列車に間に合ったようなのですが、フランスに渡ってパリに付く前に行方不明になってしまいましたとさ。ということでポアロさんに依頼が届き、すぐにフランスに渡れるように駆逐艦を用意してくれたそうなんですが。
予備捜査かと思ったらいつまでも最初の襲撃事件の捜査ばかりをしているわけですよ、ポアロさん、現場に行き(ここまでは許容されてましたが)襲撃を受けた車を見て、治療を受けた病院を探し、運転手を探すものの行方不明。
フランスで首相と共にいた中佐がイギリスに帰ってくるとなると会いに行き、彼と離婚調停をやっていたのだという奥さんのことを調べるように頼むという。
年金がー、とはらはらさせる事態となりました(ジャップ警視はなんか慣れてる)。
というわけでアイルランドなわけですが。まあ、そんな話です。
仕立て屋さんもさすがに大概ですが、ポアロさんも負けてません。
きっと彼が英国にいるのは他の国だと太りすぎちゃうんですよ(亡命の関係です)。