#13 消えた廃坑

明らかに画面に出てきた人が東洋人には見えないわけですが、まあ香港ともなるといろんな人がいるのかもなぁ、とか、撮影の関係かなぁ、と余計な気を廻してしまうわけで。そのまんま、「西洋人だよなこれ?」と考えても良かったのだと判明したのは話もかなり後半になってからだった、というハンディもあるにはあったのですが。
(しかし作中の人物でそこを疑問に思うことはないようです、人種の差か。)
しかし、純粋に事件が一体どんな状況になっているのか、ということが把握しづらく、ポアロさんが犯人をどこで疑問に思ったのか、というのはわかったんですが、あんな物語り序盤の出来事だとどの時点でなにを悩んでいたのかのほうが把握が難しい。
いや、あの程度のことでも、ちょっと調べてみよう、と思う程度の動機になっても全然構わないとは思うんですけどね。調べたら財政状態なんてすぐわかるしな。


そしてまあ、警察の右往左往っぷりがすさまじく。
いや、容疑者を尾行するシステムはわかりますが、それに夢中になりすぎて中華街に差し掛かっただけで逮捕しちゃ駄目ですやん。中華街でなにかしでかすかもしれない! というところまでは10歩(その程度、確かに怪しい)譲って認めても、やらかしたあとで逮捕しなきゃ意味がないじゃないですか。


とある銀行がとある廃坑になった銀山の地図を買い取る商談を進めてまして。
ある日、直接対面、という運びになった時点でいつまでたってもその中国人が現れない、そして中国人は港近くで殺されておりまして、その側には男が目撃されます。
が、ぶっちゃけて霍乱工作の必要とかなかったんじゃないのかな。警察。。。