#8 なぞの盗難事件

とりあえず、ポアロさんに掛かっちゃあ、国と国の軍事力を左右するような書類も夫婦仲が安泰ならいいじゃん、という具合にまとまってしまうというか。
敵にデータが流れてないなら別にいいやー!
という将校さん(多分そんな地位)はむしろ潔かったような気がします。無駄手間掛けさせられるんだから、かえっていいかも的な。実務的なんですね。


えー、とあるパーティにとある「スパイの疑いのある婦人」が招かれ。
そして彼女がちょっと不審な行動をしてはいたものの、実際には不可能な状況下で戦闘機のかなり重要な書類がなくなってしまい、当然のことながら彼女が疑われますもののどこからも書類は出てこない。
実際に状況が極めて限定されていまして、それが可能だったのはその書類を管理していた秘書さんと(「彼ならいつでも書き写せるから盗む必要なんかあるか!」という理由で疑わない辺り、やっぱり実際的な人です、将校さん)(多分)、ポアロさんと、つまりまあ、身元のはっきりしていない人がおらず。
もともと秘書さんの証言が数分くらいしかそこから離れてないせいもありますがね。


ポアロさんはそのことよりも、もともとの書類を作った、そもそもその怪しい婦人をパーティに招待した開発者さんのことが気になるらしく。
なんでも彼が、中国だか日本だかに売った大砲(だって日本って言ってるけど戦争名が中国;)がイギリスと事を構えた、と疑われたことがあるのだとか。
概ねまあ、そこから推測可能なんですが、見てる間は気付かなかったなぁ。