#2 ミューズ街の殺人

ところでわりとどうでもいいんですが、ヘイスティングズ大佐の役割りが小説以上によくわかんないというか、むしろ原作ではポアロさんの正気を時々疑いたくなったんですが(たまに他人にしみじみと恋しがってるし、お嫁さん見つけてあげますからね、という台詞には本を放り投げるところでした、母親かよ?!)。
正直、なんのためにいるんですかねヘイスティングズさん。


で、そんな彼が花火大会の日(そこらで子どもも小さい花火やってたり)、「こんな日は拳銃の音も聞こえないので殺人にうってつけですねw」とか言ってたら実際に事件が起こり。自殺かもしれないけれどちょっと不審な点もある、ということで。
ポアロさんが呼び出されてその現場を調べることに。
なんか右利きらしいのに左手で自分を撃っていたらしいんですよ。
そしてヘイスティングズさんは聞き込みをしてね、と頼まれた先から近所の子どもと仲良くなって一緒に車の修理をしていたという(仕事しろ)。しかしこの少年、非常に目端が利くというか注意力があるというか、少々年齢が低いくらいで証言が揺るぐようなことはなく、おまけに客が帰っていった時の台詞まで覚えているという素晴らしい記憶力。


そこから脅迫者が判明し、彼が家にいた痕跡もいろいろと見付かり。
彼が行っていない、と言い張った二階からもその痕跡が見付かったことで犯人とされ、逮捕されることになったのですが、という話。
ポアロさんが不審に思ったのは煙草の吸殻と臭いのしない部屋。
自殺者を見つけた同居人の不審な態度、邦訳タイトルの意味が意味深長だなぁ。