#22「最後のお願い!」

自分と全く同じ立場にいるはずの少女の死を見ても、自分が死にたくない、ということと、ハニーちゃんの身体を手に入れて改造すれば、というあくまで自分のことのみを考えるお嬢様と。そんな相手であることもわかった上で博士の本性を「知らせたくない」と言ったまま息を引き取ってしまうミキちゃん。
いや、うん、どっかでどっちかに半端さ、というか変な言い訳めいた態度が見えていたらかなり気分が悪かったのではないかと思いますが、ここまで突っ走られるとどっちも清々しくていいよね! ところで変身少女モノに一応括られると思うんですが、三人で協力して、という様子が見られたのがせいぜい1話かよくて2話だった上。
その時点ですでに狂ったお嬢様が敵幹部とはいえ惨殺していた後だし。
そのまま、ハニーちゃんを殺して内部部品を取ろうという前提のまま、特に揉めるようなこともなく、それどころかそのことを直接告げてもハニーちゃんがにっこり笑い、ミキちゃんのことだけはお願い、と言うだけというその容赦のなさとかいいよなぁ。
ハニーちゃんの態度もなにも、度の過ぎた善意というより容赦のない展開でしかない。


というところに、まあ、ミキちゃんを一番気に入っていた女幹部とか(まあ美しいとは思うんだけど;)、相変わらず壊れたまんまの多重人格とか、魚屋夫婦とかそんなところが絡んでくるわけですがむしろ彼らは一体何者なんでしょうね。
今はもう敵がどうとかいうよりは、技術力として頼みにされる相手なんだけどさ。
(しかし頼んだところで信用出来るのかとか気になりますよねぇ、ミキちゃんを生き返らせるために女幹部に頼ってたのとかはまあともかく。)
あと残り3話、どんな方向に進むんでしょうか、さっぱりわからん。