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コノミ・マリナ「「可愛いーっ」」
ジョージ「えぇぇっ、なんか違うんじゃねぇ;」
テッペイ「(←同感だけど結構ツボ)そもそもなんで擬態するのかな?」


リュウ「なに、結局教官に迎えに来て貰うんだって? いいのか」
ミライ「“彼女”のところに現れたってのが、どうしても悪意には思えなくて」
リュ「もうちっと関係ないところに行けばいいだけだもんなー」
ミラ「ただ地球の科学だとどうしても白黒は付けられないですから・・・」
リュ「まー、ウルトラマンにとっちゃ脅威でもなさそうだしな、あれは」


ミラ「もしね、彼女に会いたいだけだったとしたら、僕には裁けないです」
リュ「ふぅん。お前が言うなら、そういうこともありえるのかもしんねぇな」


――迷う間もなく数日のうちに小さな木は枯れ、“彼”は溶けるように消えた。
(追記すると、その後、他の種が見つかることはなかった。)


種は、彼と同族のいる寒暖の激しい星に戻ることになっている。