愛しき戦車、34
タロ「むしろわかんないのは、なんで普通に訓練生やれるかだけどね」
レオ「エルの話ですか?」
タロ「うん、半分でも異種族なら、精神年齢は僕らより進んでいそうなのに」
レオ「推測、というか、聞いた話なんですがね、あれは元から文明も文化もない
種族なんですよね。老成した部分もまあありますが、概ねは素らしいですよ」
タロ「・・・ん? どういうこと」
レオ「“見付かる”まで、歳を重ねていたというわけではないんですよ」
――
ゾフ「どちらかというともともと気に食わないんだ、この話。“可能性”だとか
そんなもので、たとえそれがなんであっても命の正否を決めるべきではない。
我らのルールはそんなことのためにあるわけじゃない」
マッ(話が長くてくどい・・・)
80(全く、アストラはどこに行ってるんだろう?)