The Hanged Man.30



エル「イオタ、イオタ」
イオ「・・・んあ? そろそろ朝か」
エル「しー、二人はもう少し寝かせてて。ごめん、先生が戻ってなくて」
イオ「(がば)半日か、判断が微妙なところだな、通信機は?」
エル「呼びかけてるけど反応がない。でもバッテリーも怪しいし」
イオ「この空間を維持してるのも先生だから、無事ではあるんだろうけどな」


エル「探そうにも、ルートを聞かされてないんだ、僕ら」
イオ「大丈夫だ、本国への通信を入れれば往復で半日、その半分でなんらかの
 手を打ってくれる。大袈裟にはなるかもしれないがな」
エル「あ、救難信号・・・」
イオ「そう、俺らだけだと数日でエネルギーが尽きる。妥当だろ」


ゼノ「せんぱーい、おはようございますぅ...orzねむ」
イオ「おはよう、ついでにメビウスも起こせ。つーか、気ぃ使わんでとっとと
 起こしていいから、心配しすぎて目ぇ真っ赤じゃないか」