The Hanged Man.22



エル「晴れたなー、寒いけど。まあ、膨れないで」
イオ「あれ、習ったことがない・・・訓練生の権限とか」
エル「てか、僕らもわりと最近だよ? 希望出しておいたらきっと、」
イオ「なんでメビウスが知ってるかということだ」
エル「嫉妬は僕らの身を滅ぼすよ?」
イオ「まあ、それは少しあるが純粋に不思議なんだ」


エル「ゼノンから聞いたんだろうね、そんな話をしていた」
イオ「けど、明らかにゼノンやお前より早く反応していたじゃないか」
エル「うーん、そう言われてもね、そういう子なんだと思うよ? てかホラ
 今もまた葉っぱ食べてる」
イオ「あれ、なにしてるんだ? 新しい種類ごとにやってるから、さすがに
 意味があるんだろうが」
エル「しかもね、なんか齧られてる葉っぱが優先なんだ」
イオ「・・・餌としての価値か」
エル「僕らの味覚じゃわかんないみたいだけどね、とりあえず試したいって」