#25≪終≫ミエナイチカラ

すごく正直、すずちゃんってオリジナル・キャラクタではあるんですが好きだったんですよ、で、実は幽霊であって彼らが最後に戦った日に、というのもいいんですよ。杉野さまがお葬式の列を見ていたし、ちょっと無理しちゃったというのもあるんだろうし。
そして「未練」がはるかさんが戻って来ないことってのも。
いい話だと思いますよ、でも、あんなに元気であちらこちらに同行していたような子が、“身体が弱くて友達もなくて辛くて辛くてもう死んでしまおうかと思ってた”という話が、もし実際にありえるのだとしても最終回で唐突に言われても同調出来ないですよ。
なんか駆け込みで感動を押し付けられたような気がしてならない。
ちょっとした弾みで死んじゃって、でもはるかさんに会えたから十分それだけで幸せで、自分のことじゃなくて皆のことを考えていた、という展開じゃ駄目だったの、それでドラマとして成立するじゃない、なんで変な設定が沸いてくるんだよ。
この展開事態が、ってんじゃなくてこの見せられ方は本当にないと思います。
1話限りのゲストキャラクタならこういう極端な後付ってのもある程度仕方がないし、そういうふうに詰めて説明するのが必要だってこともわかるんですけども。


うーん、全体的に、そう嫌いでもないんですが、なんとも未消化でした。
なんとなく壮大っぽいものを狙っているのはわかるんですが、だいたい好きになるのが小さなところ、という食い違いが。むーちゃんとか意味不明でも全然許せるんだけどなぁ、勘太郎が逃げてるっていう非難もいいと思うんですよね。
てか結局、祖先が封じたんだよ、てそんな隠すようなことだったとすら思わんです、最初から言っておいてやれよ的な...orz本当に逃げがちだよな