#1「八つ墓村」

実在の津山33人殺傷事件(←事件名は検索した)(詳細はばっちり覚えてるよ!)というのは要するに、まあなんというか、あれですね。別に地主とかじゃなくて、自分の関係した女を中心に殺しまくってったという話ですね。
(でも実行する段でなんでかちょっとずつズレてった;)
閉鎖的な村の特殊な性事情が関係してるのだとか、、むにゃむにゃむにゃ。


この本では枕ですね、その事情を元に村すらいまだに支配されている、というか。
その事件との関係を知らなかった“犯人の子孫”が語り部になっており、ぶっちゃけて金田一耕助シリーズの第一冊目にしてほとんど出番がないっす、裏表紙あらすじにも名前の片鱗すら見えません、まあもともと死体が主役って言われてるし別にいいか!
まあ、その村からその彼は引き離されて育てられていたんですが、帰って来いや、ということを言われて戻ろうとしたところ「帰ってくんな!」という匿名の報せも来るわけでどっちだよと。で、まあなにぶんにも帰るなというのが匿名だったので、村に戻ると連続殺人事件が見事にスタートしました、村で8人の似た立場の人らを並べ立て。
そのうちの片方をクジで決めて殺しましょうそうしましょう、みたいな。
あとなんか村の財宝みたいのもあるみたいです、デマかと思ってたら、そもそも≪八つ墓村≫という名前が付いたところからして落ち武者さんたちの財宝が目当てで殺しちゃってごめんね、ということらしいです。


すみません、なんかこう、横溝正史って犯人と被害者の境い目曖昧でさ。。。
仄かな恋愛なぞも絡み、爽快な読後感かと思います、いや、あれぇ?