#19 怪物の腹の中

出来ればこう、いつも余裕のあるディランさんには星の住人の“迷信”を諌めて貰いたかったんですが、いや、あれだけ歴然と痕が残っていると難しかったかもしれませんw
6千年おき(もっと細かく一年単位での伝説です、というか、よくまあそこまで長い期間正確に理解できるよなぁ;)に怪物が星を食べに来る、という伝説の残る星から無線通信にて救援の要請が来、調べてみるとアナログ時計を使っているような文明速度だそうで。
しかしまあ、伝説が本当だということを前提にすると、むしろ怪物のせいでそれ以外の技術の進み方が遅かった、ということなのかもなぁ。


で、星に向かっていたディランとトランス(当たりの柔らかさで選択したっぽいな)以外の面子が当のその怪物に出会ってしまい、星の替わりにぱっくりと≪アンドロメダ≫が食われ、話が「星の替わりに食われたら星が救える」ベカとか、「艦長の命令は絶対だから怪物の退治を優先しなきゃ」ロミーとか、また引き返してきたディラン艦長は怪物に突っ込むし、トランスはそれに着いて行くために宇宙服を壊して避難することを拒絶するし。
船の中でも男たちは自分たちがまず助かろうとしているのを、女たちがそれじゃ駄目だ、というふうに止めているし(とりあえず自分たちが助かってから、それから救援の方法を考えちゃ駄目なのかなぁ、と思うんですが、その場で星と自分たちの安全とが直接関わっているのならともかくね)。んで、その場で全部救おうとするのがディランさんなのか。
なんかこう、全体的に話が自己犠牲とかそっちに偏っていた気が。
ところでこう、ロミーが可愛いかどうか正直私の美観だとよくわからないんですが、ホログラムを借りた彼女の上目遣いの威力は凄まじかったです、うん、ちょっと命掛けちゃったハーパーの気持ちがわかんないでもないよ!