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――そういえば、前に逢ったのもゴミ捨ての時だっけ。


ソリチュラ人間体(ミニ)『ぐー・・・』
ナオコ(ななな、なんで?!)


“あの時”一緒に助け出された女の子をちょっとの間だけ、家で預かるというのは
そう難しいことじゃなかった。片親なんだけど(死別ってことも関係あるらしい)、
母親はお医者だったし。
女の子はお父さんしかいないんだって。
なんでこの子になら見せてもいいと思ったのかは、実はあんまり覚えてない。


少女「可愛いねー、そりちゃん?」
ソリ『君の略し方にはセンスが感じられにくいな』
ナオ(どうやって人間の知識を得ているのかなぁ、“この人”)