The Hanged Man.36

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タロ「変なヤツでね、自分のことが頭にないというか・・・誰かが自分のこと
 関心にないってわかると笑うんですよ。とりあえずって感じで」
ゾフ「? 意味がわからない」
タロ「あー、違う、疎ましく、というほどでもないし」
ゾフ「“愛想笑い”?」
タロ「そうだ・・・なんで光の国の住人がそんなことをするのかと」


ゾフ「(ペンをくるくる廻す)そのくらい、私もやるが」
タロ「兄さんのは腹芸でしょう、技術の類だ。あの歳でそんなものが必要、、
 てか、生粋ですよね?」
ゾフ「正直、詳しくは知らない。一訓練生なんだ、お前のほうがまだしもだ」
タロ「嘘だぁ。だって、メビウスですよ、上位5位に軽く入る(ぺち)」


ゾフ「前から妙に拘ると思っていたが、その態度はよくない。らしくない」
タロ「・・・ごめんなさい」
ゾフ(どうしてやればいいのか、というのも甘いか。正直わからんな)